潮州式
chao2 zhou1 shi4

(茶具についての説明はここをご参照下さい。)

特徴


あまり品質の良くない、高級茶葉でない、一般的な茶葉を使っておいしく頂く方法。お手前の間は一言も話をしてはいけない(精・気・神を一つにする思いでお茶を入れなければならない為)。茶具の選び方、動作、時間等に対する要求が非常に高い(特に茶壷は密封性の良いものがいい)。

お手前の順序  
備具
bei4 ju4

お手前をする者は正座をし、精神を統一させる。右太ももの上に、茶壷を包む布を置き、左太ももの上には杯を拭く白い布を置く。机上には茶匙(茶葉つかみ)を置く。

温壺
wen1 hu2
茶壷に熱いお湯を注ぎ、温まったらお湯を捨てる。
干壺
gan1 hu2
茶壷を右太ももの布の上で下向きに叩き、水滴を取り除く。扇であおぐように、手で茶壷をあおぎ乾燥させる。
置茶
zhi4 cha2

手で茶葉をつかみ、その乾燥度を見ながら茶壷に茶葉を入れる。

焙茶
hong1 cha2
茶葉の乾燥度によって、茶壷の中の茶葉を焙る。湿っていなければ焙る必要はない。又、焙る際も必ずしも火で焙る必要はなく、水温で温めてもよい。もし品質の悪い茶葉であれば、かび臭さが取れ、新鮮味が出ておいしくなる。
洗杯
xi3 bei1
飲杯にお湯を注ぐ(洗い清め、温める)。
衝水
chong4 shui3
まず、焙った茶壷を布で包むようにして持ち上げ、振って動かし、茶壷内の温度を均等にする。そして茶葉に合った適切な温度のお湯を茶壷に入れる。
揺壺
yao2 hu2

茶壷にいっぱいお湯を注いだらすぐさま持ち上げ、机上の布の上に置き、茶壷の気孔を押さえ、左右に振る。例えば第一回目に四回振ったとすれば、二回目、三回目とお湯を注いだ後は、その度ごとに振る回数を一回ずつ減らす。

倒茶
dao4 cha2

まず茶海(お茶の濃度を均等にする容器)にお茶を注ぐ。お茶を注ぎ終えたら茶壷を布で包み、左右に振る。そして茶壷の中の温度を均等にする。この時の振る回数は、”揺壺”と反対で、”倒茶”の回数を重ねるごとに、振る回数を増やす。

分茶
fen1 cha2
潮州式ではお湯を注ぐのは三度まで。又、三回目を入れ終わってから客人にお茶を配る。(途中でお茶を配らないのは、精神を集中させる為。)
去渣
qu2 zha1

茶匙(茶葉つまみ)で茶壷の中の茶葉を取り出す。客人が去った後、用具を洗う。