おいしいお茶の入れ方

おいしいお茶の入れ方、すっごく簡単なんです!
ちょっとしたルールさえ守っていれば
あとは自由に創作できます。
基本的な”おいしいお茶の入れ方”は以下の通り。

一、 お湯を沸かす
 茶葉に合った温度にお湯を沸かす。


、 茶器を温める
 茶壷(cha2 hu2)、茶海(cha2 hai3)(お茶の濃度を均一にする為の容器)、飲杯(yin2 bei1)(飲む為のコップ)、聞香杯(wen2 xiang1 bei1)等の茶器をお湯で温める。

 

三、 茶葉にお湯を注ぐ、高い位置から注ぐこと
 お湯で温めておいた茶壷に茶葉を入れ、その上からお湯を注ぐ。その際、茶壷の中で茶葉がよく旋回するように高い位置からお湯を注ぐこと。


四、 茶壷の蓋をした上に、更にお湯をかけ、蒸らす 
 およそ三分間ほど蒸らす。

 

五、 温めておいた飲杯に、低い位置からお茶を注ぐ
  飲杯にお茶を注ぐ際、香りが逃げてしまわないよう低い位置からお茶を注ぐ。

 

六、 心をこめておもてなしすること
 心をこめて入れてもらったお茶は、やはり味も香りも違います。最後はやっぱり”心”でしょう。

これは一般的なお茶の入れ方で、実際は中国茶道に基づいた入れ方があります。
それを中国語では”功夫茶(gong1 fu cha2)”と言います。
”功夫茶(gong1 fu cha2)”の代表的なものをここに紹介しておきます。

伝統的な入れ方   安渓式    潮州式   宜興式 
                  an1 xi1 shi4 chao2 zhou1 shi1 yi2 xing4 shi4 

実際に中国茶道のお手前を見ると、うっとりしてしまいます。あのエネルギッシュな中国からはとても想像できないくらい繊細な動作で指先まで美しく、小川の水がサラサラと流れるようなそんな動きで感動させられます。中国文化ってこんなに繊細だったの?と、私も驚かされました。